とてもシンプルな精神病のお話

水槽にきれいな水を入れて、淡水魚を育てているとしましょう。そこに汚染した土を一握り入れます。そうすると、あっという間に魚は死んでしまいます。どうして魚は死んだのでしょうか。

汚染した土に含まれている毒性物質が作用したからでしょうか。それとも、泥が魚のえらを塞いでしまったからでしょうか。科学者たちは魚の死んだ原因を明らかにするために、多くの時間、費用、エネルギ-を消費して、汚染した土と魚の組織を調査します。

しかし、魚の死んだ原因は生物、生化学的に一つの問題ではありません。どうすれば、魚が健康に育つでしょうか。当然、汚染した土を入れなければいいでしょう。私たちはとても簡単な問題を、ミクロ的な観点から科学的に考えようとします。

現代医学の薬物療法がこれと似ていると思いませんか。体を構成している細胞は、すべて水と酸素、栄養素からできています。これらは細胞の機能を維持するために使われ、そのバランスが細胞の生存環境を清浄に維持しています。もし、病気になったら、酸素と水、栄養素のバランスをチェックし、細胞の生存環境をきれいにすれば、体の中で一番よい治療剤ができます。これが、マクロな観点から見た総合治療法です。

私たちは精神病に対して、難しいと思っているようです。Eden療法から見ると、精神病は難病ではありません。常識のレベルから、もう少し考えてみれば、精神病も風邪に引いたことと同じように理解できます。

まず、脳について勉強しましょう。

脳 

人の脳の重さは約1.3kgで、男性は平均1.35kg、女性は平均1.25kgです。そして、その細胞の数は1000億もあります。 

脳の解剖学的構造と機能

脳の構造は複雑で、解剖学的用語も非常に多いですが、基本的に次の4つに分けられます。

①脳幹(brain stem)

脊髄と直接につながっている部分ですが、生命の営みには非常に大切な役割を果たしています。爬虫類の脳と似ているので、「爬虫類の脳」とも呼ばれています。心臓の血液循環と、肺の呼吸運動をつかさどっている延髄のある部分です。延髄は中枢神経の一部で、心臓の搏動と肺の呼吸の自律的機能を調節しています。

②脳下垂体と間脳(limbic system) 

脳幹の上側にある小さな複合体で、脳下垂体や間脳があります。脳下垂体は発育・生殖に関係するホルモンを分泌しています。また、間脳は視床下部よって占められていますが、この視床下部には知覚神経が纏まっており、知覚センターのようになっています。脳下垂体や間脳の部分は、体内における化学的信号であるホルモンの作用や、知覚神経の興奮などによって、食欲、性欲、眠気などを調節します。

③大脳(cerebrum) 

大脳は頭蓋骨内の大部分を占めています。この大脳の表面を形成している灰白色の部分が大脳皮質ですが、これは感覚・意識の中枢として働いています。また、大脳は左脳と右脳に分かれており、左脳は理性的、時間的、直接的、現実的、功利的な機能を、右脳は感性的、空間的、間接的、空想的、理想的な機能に決まっています。このような機能は、バランスをとり、調和を保つようにコントロールされています。

小脳

小脳は、精密な運動機能を調節する主要な中枢であり、体の姿勢やバランス、骨格筋の緊張、視覚・聴覚・体性感覚のフィードバック機能を調節しています。

脳神経の細胞の独立的な特性

①酸素の消費量

脳は体重の約60分の1にあたりますが、体内に吸い込んだ酸素の20%も使います。例えば、体重が90kgの人なら、約1.5kgの小器官が、酸素の20%を消費してしまうのです。これは体が必要とする必需栄養素全体の20%を消費するということになります。もし、過度のストレスにさらされれば、酸素消費はどんどん増えてしまいます。興奮、緊張した後、後頭部が痛くなったり、頭がぼうっとしたり、めまいがしたりした経験はありませんか。これは、脳細胞が大量に酸素と栄養素を消費した結果だと考えられています。

しかし、現代医学は脳神経の病気である精神病を治療するのに脳の酸素の消費量に対した必須栄養素の消費量を無視しています。

②脳神経の細胞ー特異性栄養素の要求

脳細胞はエネルギー源として、たった1つの栄養素を使います。それは葡萄糖です。脳細胞は清浄なエネルギー源と言われいる葡萄糖だけ消費するのです。葡萄糖を使いしながら、同時に酸素と水、必需栄養素も消費しています。脳細胞が消費して、足りなし酸素と水は、ただちに補充できますが、必需栄養素はすぐ補充できないので、一時的に必需栄養素不足を起こします。これが長期にわたってひどくなると、栄養減少症(click)になってしまいます。

精神的な疾病の多くは、脳細胞の中、葡萄糖と蛋白質の代謝に必要な補助的な必需栄養素減少症にその原因があります。(科学者たちはこれを無視して、細胞に発生した生科学的な異常を代謝障害説、免疫説、アレルギ説、ウイルス説と主張しています。

栄養素減少症は脳細胞の機能、神経回路網の信号伝達を低下させます。脳細胞に必要する栄養素は、葡萄糖、蛋白質、脂肪の代謝に必要な物質に分類します。これらの必需栄養素は、同じ物もありますが、ほとんどは代謝機能によって違います。だから、精神病の予防や治療に、必需栄養素が使れます。これがeden療法のポイントです。

③脳神経細胞の独立的な運営システム

脳細胞にはリンパ腺がありません。これは免疫体系が異なっているという意味です。脳細胞は自分に必要のない異物、たとえ同じホルモンであっても、他の場所で生産されたホルモンは受け入れないように、バリアが張りめぐらされています。これが「脳血管バリア」です。脳細胞が神経系タンパク質を合成・分解したり、エネルギー源である葡萄糖を使ったりするには、それに応じた独自的な「特異栄養素」を選択的に使うと考えられています。

治療原理は精神病も胃腸病や皮膚病と同じ

細胞から見れば、精神病と皮膚病の治療原理は同じです。「本当に精神病を皮膚病と同じ原理で治療するのか。」と問い返す方がいるかもしれません。 

しかし、脳細胞も皮膚細胞も「細胞」という面では同じです。違いはそ構造で、脳細胞ははるかに細分化しているだけです。どちらも酸素と水、そして栄養素を使って、それぞれの細胞の遺伝子によって、特定の物質を作ったり、分解したりする働きは同じです。また、細胞が外部のシグナルを受けて反応する原理も、細胞が互いに信号を伝える原理も同じです。それだけではなく、環境によって、細胞は発達したり、その機能が下がったりします。脳細胞の機能低下による精神病も、細胞の機能低下によって起こる胃腸病や皮膚病と同じように考えられます。

例えば、話をしたり、何か食べたりする時、唾液腺から唾液が分泌されますが、このバランスを調整するのに、どんな異物が必要でしょうか。ただ、水と酸素、唾液の適度な分泌に必要な栄養素だけで十分です。それで、最高の洗淨剤と抗菌剤、さらに消化酵素を得ることができるのです。たとえ唾液腺に障害があったとしても、その細胞に酸素と水、栄養素を十分に供給すれば、細胞は自らに解毒作用を取り戻すものです。脳細胞も同じではないでしょうか。

ストレスと脳細胞の関係 

体の機能を調整する2本の軸は、ホルモンと自律神経です。これらが正常に働かない主な原因はストレスです。自律神経が正常に働かなければ、体の色んなところで機能障害が起こり、病気になります。だから、「原因がはっきり分からない病気は、たいていストレスによる」と言われます。 

現在は、誰もが複数のストレスを持っています。ストレスという言葉はよく使われる言葉ですが、ストレスとは、私たちを取り囲んでいる環境の変化によって生じるものです。ストレスには、精神的なものと物質的なものがあります。

例えば、病気になったり、けんかしたりといったマイナスの変化によるものと、クラスで一番になったとか、職場で昇進したなど、プラスの変化によるものがあります。とても大きい変化としては、失業、倒産、配偶者の死亡、また、買った株が高騰したり、新しい家を買って引っ越したりする生活環境の変化が、精神的なストレスです。 

物質的な変化とは、体内の細胞レベルにおける物質的環境変化のことを指していますが、例えば、過労や、お酒の飲みすぎ、激しい運動、また、けがで多量の出血、大量の汗、長期間にわたる偏食や毒性のある薬の服用などによって生じる物質的なストレスです。

このように体の外や内から生じるストレス、つまり、精神的、物質的にストレスがひどくなると、私たちの脳細胞や神経細胞、他の各組織や器官の細胞は、その物質環境が正常的な環境から非正常的な環境に変り、病気になってしまうのです。強い持続的なストレスにさらされたら、脳神経系細胞及び自律神経系細胞の物質環境が乱れて、信号伝達の障害を起こします。脳神経系細胞において信号伝達の障害は、各種精神病で現れます。

神経栄養素の摂取

栄養素を十分に摂取すると言われますが、最近の穀類や野菜、果物などは、豊富な堆肥で育てられているとは限らないようです。また、市場から多くの加工食品が出ていますが、これらは高カロリー食品が多く、エネルギーは十分ですが、必需栄養素が不足しています。だから、栄養剤を服用する必要があります。ただ、男性と女性、お年寄りと若者、生活習慣、病気などによって、その処方は違います。健康な人も、栄養素のバランスを維持していくために、複合栄養剤を選んで、適度に飲むことを勧めます。

神経栄養素減少症になると、体内の全ての器官や組織を支配する脳細胞の働きの中でも、最上位ホルモンを合成・分泌する機能が低下してしまいます。脳で合成・分泌されたホルモンは、さまざまな下位ホルモンを支配する総合的な働きをしています。つまり、最上位ホルモンの合成・分泌が良くできないと、そのホルモンが支配する器官・組織に障害が起こり、体に原因不明の病気が生じます。

結論的に、栄養素素減少症の原因はストレスだということです。まず、ストレスを解消しなければならないのですが、そのため、十分な必需栄養素をとることが大切です。次は十分な休息と睡眠、適度な運動です。もし、この順序を逆にして、熱心に運動したら、ますます必需栄養素が不足して、逆効果になってしまいます。

脳及び、神経細胞の信号伝達機能

脳細胞や神経系細胞の主な機能は、さまざまな情報や信号を体内の色んな組織や器官に伝えることです。また、脳神経細胞群は、それぞれの機能によって別の脳神経回路網を構成していますが、それだけではなく、これらの機能別神経回路網も互いに連絡して大きなネットワークを構成しています。

こうしたネットワークは、20世紀末に驚異的な発展をした生命科学と生化学(生物化学)、特に、細胞科学という分野から発見されたのですが、現在、そのメカニズムも知られています。

では、脳細胞、自律神経細胞、末梢神経細胞、末端の細胞の間で、いったいどういうふうに情報や信号がとり交わされているのか、簡単に紹介します。

2003年、ノーベル化学賞を受けたのは、ピーター・アグレ(Peter Agre)と、ローデリック・マッキンノン(Roderick MacKinnon)です。この二人は、細胞膜を水が通るチャンネル(water channel)とカリウムイオンが通過するチャンネル(potassium channel)との立体的な構造を明らかにしたことが認められて賞を受けました。

細胞膜に物質が出入りする過程の解明において、現代の生化学は驚くほど研究が進み、細胞膜で起こっている化学的な結合と解離についても、かなり知られています。さまざまなホルモンや神経伝達物質が、細胞膜にある水溶体分子(主に燐脂質分子)と化学的結合を行なうことによって、細胞内に信号を伝達することが分かりました。このような研究結果によって、末端の細胞と細胞の間にどのような情報や信号が伝われているかということも知られています。

①インスリンと糖尿病

糖尿病と深い関係のある重要なホルモン、インスリン分子についても、情報信号の伝達過程が詳しく解明されています。胃の中に食べ物が入ってくると、胃の粘膜のセンサー細胞が、炭水化物に含まれている葡萄糖濃度を化学的に計算して、膵臓にその数値情報を送ります。

実際、この過程はすでに実験を通じて証明されています。胃に粘膜から、この情報を受けた膵臓は、インスリン分子を分泌して、血液中に放出しますが、放出されたインスリン分子は、必要とされている肝細胞や筋肉細胞、または脂肪細胞などに赴いて作用し、自らの機能を果たします。インスリン分子が葡萄糖を処理するのですが、葡萄糖を処理する信号が、体内の細胞に伝わるためには、インスリン分子がその細胞の細胞膜に存在するインスリン水溶体と化学的結合する必要があります。この化学的結合が行い、葡萄糖も分解できるということです。

この過程の立体的構造は、すでに1970年から1980年にかけて、多くの生化学者によって明らかにされました。次々に、インスリン水溶体が何らかの原因で変質を受けている場合、インスリン分子はインスリン水溶体と化学的に結合できず、葡萄糖を分解することができないということが分かりました。胞膜のインスリン水溶体の変質が、インスリン分子との結合を阻んでいるので、この現象を「インスリン抵抗性」と呼ばれており、糖尿病学界では誰でも認めている理論なのです。

②細胞膜と情報信号伝達スイッチ

さまざまな脳神経伝達物質とホルモンの情報信号(体細胞でいえば「インスリン分子」に相当)とは、ニューロンとの接合部分(細胞膜)に存在する「シナブス」(インスリン水溶体)をはじめ、ニューロンに伝達されていると知られています。

このような研究結果に基づいて、神経細胞の情報信号伝達機能を簡単に説明すると、脳神経細胞の情報信号伝達体系には、それぞれの脳神経細胞に特有なスイッチ、つまり「シナブス」や「インスリン水溶体」などが存在しています。基本的なスイッチ、細胞膜に存在しています。

例えば、メラトニンというホルモンは、脳で作られている睡眠を促すホルモンですが、血液中に疲れ物質の濃度が増加したことにつれて、周りが暗くなった条件、つまり「薄暗い」という刺激が脳に伝わると、メラトニン・ホルモンが脳で増産されるようになります。すると、このメラトニンの作用によって、私たちが目覚めて活動している時に働いている「表面意識細胞」に存在するメインスイッチが切られてしまい、無意識の領域である眠りに入っていくことになります。

「表面意識細胞」というのは、「爬虫類の脳」とも呼ばれている「脳幹」にある延髄などの細胞を除いた部分で、心臓の摶動と肺の呼吸運動とに関わっている細胞群を除いた、意識・思考・知覚・感覚・体の平衡・運動などと関係する神経領域にある細胞群です。だから、メラトニン・ホルモンの作用によって、表面意識細胞のスイッチが切られて、表面意識細胞が動かなくなるというのは、眠っている状態を指しているわけです。この時、メラトニン分子は、脳神経細胞の細胞膜にある「メラトニン水溶体」分子と化学的に結合しているのです。

要するに、脳神経回路網を構成している脳神経細胞群や、体内細胞群への情報信号伝達は、これらの細胞膜に存在している情報信号受容分子との化学的結合、解離によって行なわれているのです。そして、この大きい情報信号伝達ネットワークに故障が生じていることは、細胞膜の情報信号受容分子が、何らかの変化・変質を起こしている状態です。この分子の変質を直してくれるのは、栄養素をおいてほかにないと考えれれます。

うつ病や躁うつ病、強迫症、精神分裂症、幻聴、幻視などの精神病を脳細胞の信号伝達障害という観点から、もう一度考えるべきではないでしょうか。

Eden療法と既存療法の比較

科学は全て仮説から出発します。その仮説の正しさを、観察や実験によって証明していきます。そして、証明された仮説は、すでに仮説ではなく、実際の法則や理論になります。ある治療法によって、精神病のほとんどが根本的に治らなければ、それは出発点である仮説が間違っているのではないでしょうか。

脳細胞は体細胞よりも、一段と複雑な体系です。この複雑な体系に生じた問題を、いくつかの単純な要素で説明するのは、問題を根本的に解決することはできません。複雑な体系には、それに見合った仮説や治療法が必要です。

Eden療法の処方は、この複雑な体系に適した対策です。

Eden療法の仮説

精神病に対する治療法は、次の仮説から始まります。

脳細胞に異物は入れないということは、遺伝的傾向というより、むしろ脳神経細胞における特異性栄養素の減少症にその原因があるのではないか。

脳細胞の老廃物の濃度が増加しているのに、それをすばやく分解・排出できず、老廃物が溜まったら、この状態は信号伝達の障害を引き起こすのではないか。

脳細胞には、異物分子が入っていけないようにバリアが張られているというのは、「脳血管バリア」理論に基づいたものですが、バリアが張られて、異物分子が入ったわけでもないのに、脳の運営体系に、機能的な問題が生じているとすれば、それは外部からの影響ではなく、脳細胞内部で発生したはずです。

もし、脳の機能的な障害が脳細胞内部の問題にあるなら、その原因は必須栄養素の減少と、老廃物の増加、この2つによって引き起こされた細胞内外の酸化的損傷以外、他に考えられません。

つまり、脳の機能的な障害を予防する方法は、脳細胞が必要とする必須栄養素の血中濃度と組織内濃度を高いレベルで維持することです。 

 躁うつ病

躁うつ病とは

躁症とうつ症を合わせた言葉です。躁症は気分が「ハイ」になって、幸福感に満ち ている状態を言います。もちろん、意気軒昂した気分が特徴な躁症の症状ですが、 時には過ぎるほど鋭敏で興奮しやすい状態で現れます。このような不安定な気分の 変化は、主に中枢神経が過多に興奮した時に現れます。

もし、コーヒーまたはカフェインが入っている飲み物を一遍に多量で飲めば、一般 人も一時的に躁状態になって、急に多弁で早口になり、寝なくても平気で、何か気 分が良く、自信感が溢れるようになります。コーヒーに入っているカフェインは代 表的な中枢神経興奮剤だからです。

うつ状態では言葉が少なくなって、身に力も消え、楽しく思われる説があまりなく、仕事に対する意欲も消え、自信感が減り、疲れがすぐ感じられ、何に対する集中力 も下がったり、ぼうぜんとしています。人に会うことも面倒になります。これは中 枢神経の活動が抑制され過ぎて起きる病気です。正常な方は躁症とうつ症の状態が 平衡を維持しています。

躁うつ症は躁過ぎる状態で一時的には躁状態になってから、また落ち込んでうつ状 態になることを繰り返すのです。一晩のうちうつ状態だった人が急に躁状態になっ たりすることもあります。

躁状態では、良く分からない分野に対して意見を提示したり、特別な経験や才能が ないにも関わらず、自分に対して過多評価したり、過多妄想が多くて神様と特別な 関係があると思ったり、有名人ととても親しい関係だと主張したりします。眠りで 易しく覚めて、疲れを知らずに活発に活動し、ほとんど口をはさめません。また、 考えのスピードが早く、実際、患者さんは言葉より考えがもっと早く浮かび上がる と言います。思考の飛躍がひどくなってこの話をしている途中すぐ他の話をしたり、無理な計画を立てて成功すると確信します。他に、性欲の増加や性的な幻想及び性 行為の増加がよく現れ、日夜なしに友達や見知らぬ人々に電話をかけたりします。 同時にいらいらしたり、不安感を現わしたりします。

青少年の場合、躁症と精神分裂症や人格障害は区別しにくいです。また、薬物を濫 用や自殺を試み、学業問題、強迫症状、色んな身体症状、けんかや他の反社会的な 行動など、非常に攻撃に変って、身体的に脅威を加えたりして、自殺衝動に捕まれ ることもあります。

躁うつ症を医学的に双極性障害としてI型とII型で分類しています。I型は躁症の挿 絵が特徴で、II型は躁症挿絵なしに軽い躁症の挿絵が繰り返されるのです。双極性 障害が一生に発病率はI型障害が0.4ー1.6%、II型障害が約0.5%であり、その中一年に4回以上繰り返される急速循環性双極性障害は15%で、男女差はないと知られています。発病年齢は平均30才で、うつ病に比べて早く発病すると思わ れる。

躁うつ病の主たる原因は

一般的に生物学的、遺伝学的、内分泌系、社会心理学的な原因で分けられています。双極性障害はNorepinephrine、Dopamine5-HIAAという物質と関係があると知られています。その他、生物学的な仮説では脳のホルモン調節異常、生体時間調整の異常、神経解剖学的な異常など多くの仮説がありますが、それらは遺伝的な要素が関わっ ていると考えられています。

Eden療法では、心理的な問題があったら、それは脳細胞の栄養学的物質代謝におい て、特定の栄養素をもっと消費させると考えられています。その栄養素の減少症に つながって脳細胞の回路の機能が落ちてしまうのです。また、神経伝達物質やホル モンの合成が低下して、信号伝達及び受付機能も落ちます。この状態を繰り返せば、躁症とうつ症の間に均衡を維持させてくれる物質代謝の均衡が(フィードバック機 能ー身体内の物質濃度が自動的に回復されるシステムーで、生産した物質の濃度の 増加はその物質生産細胞に命令を送って、オーバー生産を抑制したり、それの作用 を抑制する反対作用物質の生産を促進する機能)壊れて、躁うつ症が現れます。だ から、躁うつ症は単純なうつ病より、特定ホルモンの競争的な調節機能とそのフィ ードバックの低下による病気です。このような異常な状態を正常に回復するために は、栄養素が何よりも必要です。次は適度な刺激を上げて、脳神経細胞の正常な回 路が働くように心理的療法を利用することです。

現代の薬物療法は、この基本的な栄養供給は完全に無視して、異物である強制的な 刺激剤や抑制剤を使っています。これはまるで潤滑油がほとんどない車が故障して 動けない時、力で連れて行くことと同じです。

Eden療法の適用 

周囲の方へ

長い間、患者さんの面倒を見ている家族や友人も、ストレスによって火病や神経性 病気になったことも見られます。

しかし、家族はもっと暖かい思いやりと愛を持って構えなければなりません。患者 さんのためにすることは、その苦しさやつらさを理解し、患者さんを安心させて、 ゆっくり説得することです。症状がひどい場合、入院治療に任せて、簡単な栄養剤 を飲ませることを勧めます。

症状が好転した患者さんが変な行動をしても、家族はそれをしっかり理解してあげ ることです。患者さんは自分の脳の中で生じている物質代謝の支配を受けてそうし ているからです。また、病気が治ったようだが、いつ再発するか心配なら、下の事 項をよく理解して、患者さんがこれを自ら守るように、できるだけ助けてください。

患者さんへ

1.今までの不規則的な生活習慣を変えましょう。

  それが大変なら、自己暗示的な文字を書いて(これから

  私はどんな生活をするかなど、具体的な内容)壁に付けて、

  毎朝と夜、二回声を出して読みましょう。

2.ビタミンB複合剤を、毎日2-3回、4-6錠、服用しましょう。

  また、ミネラルを含んだ複合ビタミン剤も、通常の2倍ほど服用する

  ことを勧めます。ビタミンB複合剤は「神経ビタミン」とも呼ばれて

  いますが、これはビタミンB群が、神経細胞によって24時間休む

  ことなく消費されているのに、体内では形成されないからです。

  日に3回、私たちが食事するのは、この神経ビタミンを約6時間ごとに

  体内に供給するためだとも言えます。

3.ジョギング、縄跳びなど、1日に5分以上、休み時間を利用して、

  少し喘ぐ酸素運動をしましょう。

4.肉類は、できるだけ避けましょう。

5.疲れを感じた時は、ビタミンB複合剤を2-3錠飲んで、

  ゆっくり休みましょう。

6.標準体重は維持しましょう。

7.お酒とたばこは控えましょう。(自己暗示方法の利用)

8.加工食品類は禁物、また偏食しないようにしましょう。

9.なるべく玄米食に切り替えましょう。

10.むやみに漢方薬や健康食品をとることはやめましょう。

躁うつ症の精神医学的な一般理論

躁うつ症の臨床的な特徴と診断

双極性障害は躁症挿し絵や軽い躁症挿し絵が現れる時に診断されます。

躁症挿し絵の診断基準

①非正常的に意気揚々するとか、誇大とか過敏すぎる気分が少なくとも

 一週間続けます。

②気分障害の期間に症状の中3種(気分が過敏した状態なら4種)が続けます。

●膨張されたブライド、または非常に自信感があふれすぎる

●睡眠欲が減る(例え:ただ3時間の睡眠でも十分な感じ)  

●いつもより言葉が多く、口をはさめない                    

●思考の飛躍、または思考が続いて起る主観的な経験               

●集中力が落ちる                                                         

●目標志向的な活動の増加(職場や学校での社会的な活動            

●快楽的な活動をしすぎる

③症状が挿し絵の診断基準を満たしません。

④気分の障害で、日常な社会活動ができなくなります。

⑤症状が物質(例ー薬を濫用する、服薬、または他の治療)

 の直接な生理的な効果とは関係ありません。

躁うつ症の病院での一般的な対症薬物治療 

躁うつ症の治療には薬物治療が重要です。

①診断的な手続きが必要な時
②自殺、または殺人の脅威がある時 
③食事を疎かにする時
④急に症状が悪化した時 
⑤症状がひどい時は、入院治療が必要 

しかし、軽い躁症の状態は入院するかどうか決めにくいです。入院しない場合は、 薬物、特にアルコール、無駄使い、性の紊乱などをよく監督しなければなりません。また、患者さんと論争して、症状を悪化させないように気をつけましょう。

薬物の治療

主としてリチウム、カルバマせピン、バルプロ酸の三つがあり、これらは躁うつ症 の治療及び予防に効果があると知られています。薬物の効果が現れるようとすれば、一週間以上の時間が必要なので、急性躁症状態では、ー睡眠作用が強い薬物を加え ます。急性躁症状態にの薬物治療によく使われるのは亢不安剤、亢精神病薬物など があり、躁症の初期状態が鎮静して、リチウム、カルバマせピン、バルプロ酸など の気分安定剤の効果が臨床的に現れ始めば、上の薬物は減らして行きます。

①リチウム

亢躁症の薬物の中で、一番多く使われている薬物で、血中濃度を1.0-1.5mEq/lに維 持するために、治療初期には主に、週1-2回ぐらい薬物濃度を測定をしている途 中、維持療法の中には3-6ヶ月ごとに一回ずつ採血測定をするようにします。胃 腸の障害を良く起こすので、食事とともに服用することが推薦されています。

病気が好転した後にも、双極性障害が二度以上発病、青少年期に発病、双極障害の 家族力、最初挿し絵が躁症、最初の挿し絵に対する誘発因子が無い時、自殺危険が 高い時、突然に発病、30歳以後に発病、挿し絵の程度がひどかった場合はリチウ ムの維持療法を必ず参考しなければなりません。リチウムを服用するうちに腎臓で の副作用(唇の乾く、多尿症)、神経系の副作用(手震え、記憶力障害)、代謝の 障害(体重の増加)、消化器官の障害(下痢)、肌に対する副作用(にきび、乾癬)、甲状腺の副作用(甲状腺腫、むくみ)などが現れることがあります。

妊娠時にリチウムを服用して、心臓の奇形が現れることもあるので、最初の3ヶ月 は、服用を中断しなければなりません。妊娠末期にも胎児の甲状腺機能の低下や筋 の緊張症を起こることがあり、減量或は中断しなければならないし、母乳を通じて、乳児に伝えることに注意しなければなりません。血中濃度が1.5mEq/l以上なら 腹痛い、嘔吐、下痢、運動失調が現れ、ひどければ運動障害、意識障害、痙攣或は 意識不明が現れることもあります。この時、薬を中断、胃洗滌、樹液供給、電解質 の維持が大切で、急に血液を入れたりします。

②カルバマせピン

最近、亢癲癇の薬で広く利用されています。副作用は鎮静、睡眠作用、吐気、視野 障害、歩行障害などがあり、アレルギー症状である出血、発熱、関節痛などが現れ たら、薬を中断しなければなりません。再生不良性の貧血、無力症、血小板の減少 症などはめったにありませんが、非常に危ないので、直ちに薬を中断する必要があ ります。

③バルプロ酸

服用する時、一番良くある副作用では消化器に障害が現れます。少量を分けて食べ 物とともに服用すれば、その症状は消えます。血小板の減少症が軽く現れることも ありますが、薬物の容量を減らすか、または中断すれば好転します。しかし、子供 たちに服用させる時、致命的な肝毒性が現れることがあり、こんな現象は10歳後 にはほとんど現れません。

精神治療

病気の二次的障害の予防、逆動要因の解決、意思の疎通、緊張の減少、対人関係と 社会に適応するために、精神治療が必要です。軽いうつ病や軽い躁症でも、この治 療の効果を期待できます。軽い躁症の患者さんの治療はよほど難しいと言いますが、医者さんが自分を拒否するように、患者さんは意図的に否定的な感情を誘発させる ので、気を付けましょう。躁症や軽い躁症の症状がうつ病に転換されることが望ま しいと言います。双極障害の患者さんの精神を治療する目的は自暴自棄になるうつ 病や復讐するような過剰行動に頼らないで、離別や孤独感に自ら直面できるように することです。

躁うつ症(双極性障害)の経過と予後

躁症挿し絵は典型的に急に始まって、数日の間に症状が急に悪くなります。挿し絵 は普通2-3週から5-6ヶ月まで続けますが、うつ病の挿し絵よりもっと短くて 急に終わり、50-60%はうつ病の挿し絵が躁症挿し絵の以前や以後で正常気分 の期間なしに、連続で現れることもあります。躁症挿し絵が産褥機に現れたら、そ の次の産褥機に再発される危険が高いと思われます。

双極性障害で単一躁症挿し絵を経験した人の90%以上が、将来挿し絵たちを再経 験します。また、患者さんの中で約60-70%は、主にうつ病の直前や直後に発 生しますが、人によってうつ病挿し絵に先行したり、引き続いて現れます。

リチウムの薬物治療を受ける前、両極性障害Ⅰ型の経過を見ると、10年に平均4回の挿し絵が発生して、その周期は年をとっていくと、減少することもあります。双極 性障害Ⅰ型の患者さんの中で約5-15%は、年に4回以上の気分の挿し絵(重要 うつ病、躁症、または軽い躁症)を経験します。このような症症状が現れたら、急 速循環性に診断されます。急速循環性は予後がより不良だと知られています。双極 性障害Ⅰ型の患者さんは挿し絵と挿し絵の間に、すっかり正常に戻ってきますが、 一部(20-30%)は不安定な気分と対人関係及び職業での障害が続きます。躁 症挿し絵が生じて、あっという間に精神病の症状まで発展したりしますが、患者さ んはその次の躁症挿し絵でも精神病的な症状を現すことがあり、現在の挿し絵が気 分症状と合わない精神病的な症状は、挿し絵と挿し絵の間に完全に回復しないこと もあります 。

   

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